(補足)デッドゲーム:サービスは継続しているもののプレイヤーがほとんどいないゲーム
arsTECHNICAの記事より。
パルワールドは早期アクセス開始からわずか1か月でSteamとXboxでの売り上げが1900万本に達するなどかなり話題になりましたが、逆にその後の2週間でSteam史上2番目のユーザ数減少も記録しています。
そのパルワールドのコミュニティ責任者が、インタビューで以下のように語っています。
「今何人がプレイしているのかなんて誰も気にしません。1つのゲームを無理に継続してプレイする必要はなく、いつでもゲームを休止して問題ないのです。ただゲームを楽しんでほしい。
ユーザ数を気にすると魂のないライブサービスゲームがどんどん登場し、ユーザが減ると十分な利益が出ないという理由ですぐにサービスを終了してしまい、これは業界にとって健全ではありません」
海外でもスマホのゲームやライブサービスを「おもしろくはないけどなんとなく惰性で続けている」という人やユーザ数=ゲームの価値のような考え方に辟易している人も多いようで、パルワールドのこういった考え方について話題になっていましたので紹介します。
(補足)ライブサービスゲーム:シーズン制などを導入してゲームを継続的にアップデートし、長期的にコンテンツをユーザに提供するゲーム。
代表作はフォートナイト、エーペックス、オーバーウォッチ、Destinyなど。
■海外ゲーマー
これは爽快で合理的な考え方だね。
■海外ゲーマー
僕は過去10年間デッドゲームの主任開発者をしていて、この視点に感謝しているよ。
僕たちのゲームは定期的に更新され、同時プレイヤー数は約200人という記録を誇っているけど、プレイする人々はゲームを愛してくれている。それだけで十分だよ。
■海外ゲーマー
ライブサービスは、人々のゲームの見方を台無しにしてしまった。
■海外ゲーマー
エルデンリングが発売されて数ヶ月後に、口だけの連中が「エルデンリングは死んだゲームだ」と言っていたのを思い出すよ。そんなゲームじゃねえから
■海外ゲーマー
もちろん。なぜそこまでユーザ数を気にする必要がある?
もしパルワールドが売れなくなっても、あと123年間はサーバーをオンラインに保つのに十分な収益がある。
■海外ゲーマー
僕の記憶が正しければ、確かヘルダイバーの開発者も発売当初の驚異的なピークからの最初の下り坂の後に同様の感情を抱いていたと思う。
■海外ゲーマー
開発者は信じられないほどの金額を稼ぎ、プレイヤーは数か月間大いに楽しんだ。
物事が永遠に続く必要はなく、良いもの、楽しいもの、面白いものになることもある。
■海外ゲーマー
ゲームが機能するために大勢のプレイヤーを必要としない限り、「死んだゲーム」という考え方は馬鹿げてる。MMO やマルチプレイの競争ゲームはこれに陥りがちだ。シングルプレイや1人の友達と協力プレイできるゲームの場合はまったく問題にならない。
ゲーマーにとって、何かをやり終えるまでプレイし、その後、他に何が利用できるかを確認するのは非常に健全なことだ。多種多様なゲームがあり、多くのスタジオが素晴らしいものを作っている。そして、それらのゲームの中には10 年以上前にリリースされたものもあり、現在プレイヤー数が3人しかいないものもある。
■海外ゲーマー
何だって?この文脈で 「死んだゲーム 」とはどういう意味だろう?
ゴッド・オブ・ウォーは発売以来プレイする人が減っているから死んだゲームか?
一度しか買わないゲームだ。まだDLCにお金を払わなくていいのは幸せだよ。
■海外ゲーマー
僕は競争的なマルチプレイヤーゲームに全く興味がないけど、この記事を参考にして Steamでパルワールドをウィッシュリストに追加したよ。もちろんセールで購入するつもりだけど、それでも彼らは世界観だけで僕からいくらかの金を儲けようとしているわけだ。
■海外ゲーマー
僕には合わなかったが、それでもいい。ゲームにエンディングがあってそこまでプレイして終わるのもまったく問題ない。良いゲームであるために、毎日ずっとプレイし続ける必要はないんだ。
「続編が出るまでゲームが継続的に期待に応え続けるのが良いゲーム」と人々が考えるのは残念だ。僕は、1本のゲームがそれ自体で成り立っていて長々とプレイしなくていいゲームを楽しむよ。
■海外ゲーマー
理解できない。僕はパルワールドを買って、そこにあったコンテンツをプレイして、休止して、コンテンツが増えたときにまた戻ってきて、休止した。これはどのゲームでもやっていることだ。このゲームは、終わりのない、ライブサービスのような、常にその中にいるようなゲームには思えない。
僕の友人には、パルワールドがプレイヤー数が激減したことをまるで勝利か何かのように「ほくそ笑む」のが好きな人がいる。
メタルギア ライジング リベンジェンスも、なぜかもう人がいない。なんでだろう。
■海外ゲーマー
このゲームが提供されている唯一のプラットフォーム(Xbox)で、最もプレイされているゲームのトップ50にインディーゲームが入ったのだ。これは印象的なことで「死んだ」状態にはほど遠い。
仮にそうだとしても、誰が気にする?そのゲームが終わるまでプレイして、また後で戻ってくるゲームなんだから。
■海外ゲーマー
レガシーなノスタルジーやブランドがほとんどない新規IPであることを考えると、Steamのチャートはまあまあだと思う。間違いなく大きな落ち込みだけど、それでも人口は維持されている。
より著名なブランドは、より大規模な開発チームとともに、より大きな落ち込みを経験している。
多くのシューターゲームはクソみたいな価値でプレイヤーから搾取しているにもかかわらず、まだ配信数が少ない。
さらに、FPSやヒーローシューティングゲームとは異なり、パルワールドはサービス維持のためにマッチメイキングの人口が全く必要ない。
■海外ゲーマー
「死んだゲーム」というのは、Z世代がもうそのゲームをプレイしていないときに使う用語にすぎない。彼らがゲームをプレイするのは、それが好きだからではなく、誇大広告や影響力のためだ。
■海外ゲーマー
パブリッシャーやメディアは、ゲームはプレイして楽しみ、そして片付けるものだということをいつの間にか忘れてしまった。それが歴史上のあらゆるゲームの寿命なのだが、ある時点で人々は、プレイヤーベースを維持することが有効な指標だと思い込んでしまった。
ほとんどの人は、終わりのない体験を望んでいるわけではない。たいていの人は直線的な始まり、中間、終わりを求めている。それが十分にうまくできていれば、人々は同じことをする続編を求めるだろう。特にシングルプレイヤーゲームは、スピードランや平和主義者ラン、グリッチハントなどで自分なりの楽しみを作るような、最も熱狂的なファン以外には叩かれて忘れ去られるようにデザインされている。この手のゲームに必要なのはそれだけだ。
■海外ゲーマー
今24,000人がゲームに参加している。仕事の真っ最中だ。これはPCの数字だ。
このゲームは間違いなく死んでいないが、すぐにそれなりの新コンテンツが必要だ。
■海外ゲーマー
あまりにも多くの人が、100時間でも没頭できる 「永遠のゲーム 」を求めている。
すべてのゲームがそうではないし、そうだったらクソだ。ゲームというのは終わりがあってもいいんだよ(笑)
すべての人がFF14を求めているわけではない。
■海外ゲーマー
まだアーリーアクセスのゲームだし、ライブサービスでもない。
■海外ゲーマー
オフラインモードとAIの敵がいるゲームは、「オンライン」プレイヤーが何人だろうと生き残るよ。
管理人
惰性でプレイしているゲーム、あります…
翻訳元
Is Palworld a “dead game”? Who cares, says the game’s developer